高 幡 不 動
ほんとうは「金剛寺」というらしいが、誰もそう呼ばない。 京王線の「高幡不動駅」を降りるとすぐ「高幡不動」の門前街である。
毎月第3日曜日には「ござれ市」という名の骨董市が開かれる。 100店以上の店が並ぶ。 瀬戸物、布、本、コイン、文房具、家具、・・・、古いものなら何でもあるようだ。
高 幡 城
寺域に隣接して、比高50メートルの小山がある。 山の中は散策路が行き届いていて、四国八十八箇所になぞらえて、八十八個の小さな社がある。
季節が良いと、松、桜、杉、椿、もみじ、あじさい、こぶしなどいろいろな種類の木や花が楽しめるようだが、残念ながら今は冬。
山頂は、巾10メートルくらいの細長い郭がいくつかつづく。 高低の差はあまりなく、全体で150メートルくらいの長さになるであろうか、単純にまっすぐ連結している。
山頂の郭群の一段したに細い腰郭らしいものが一周しており、ほどよい散策路となっている。
本丸とおぼしきところは、連続した郭の最後にあり、一辺20メートルくらいの正方形。 隅の方に「高幡城本丸址」の小さな立て札がある。
中世の早い時期に捨てられたせいか、城らしさが少ないが、細長い郭を区切る堀切らしき箇所が何箇所かみられる。
2002年2月17日
高幡城メモ
この城の確かな記録はない。
15世紀ころから存在し、後に、小田原北条氏の家臣の居館があったのではないかと推定されている。