備中松山城(高梁城)   



     
城山の登り道
大手口
大手口の石垣群

伯備線の備中高梁駅からお城に行くには、駅前から出ている乗り合いタクシーが唯一の交通手段である。
何人乗っても一人420円。
タクシーは古風な町を過ぎ、山の中腹まで十数分。小さな駐車場に着く。
駐車場から15分ほど山道を登ると、大手口の石垣群が出迎えてくれる。


     
大手口の土塀(現存)
大手口から見た厩郭
三の丸

郭は、三の丸、腰郭、二の丸と続く。
石垣の多さには圧倒される。
要所要所の櫓と土塀もすばらしい。
不思議と、郭の内部が完全に水平になっていないところが目につく。


     
三の丸から見上げた石垣群
天守閣(現存)
二の丸から見た本丸

天守閣は現存12天守のうちの一つである。
本丸を取り囲む櫓、門、土塀も美しい。


     
天守閣内部
天守台裏の土塀(復元)
二重櫓(現存)

天守閣は古い木造、内部の階段は当然ながら急勾配。歩くときのきしみの音が心地よい。
柱の一部には現代に修復した跡もある。
天守の裏手にある二重櫓も現存建物である。残念ながら内部には入れない。




備中松山城メモ
1240 秋庭氏
1331 高橋氏
1355 高氏
1362 秋庭氏
1509 上野氏
1533 庄氏
1571 三村氏
1575 宇喜多氏 城代は天野・桂氏
1600 小堀氏(国奉行)
1617 池田氏 6.7万石
1641 水野氏(在番)
1642 水谷氏 5万石
1694 浅野氏(在番)
1695 安藤氏 6.5万石
1711 石川氏 6万石
1744 板倉氏 5万石
1868 池田氏 
1896 板倉氏 2万石
1873 廃城

  2011年10月14日