ドイツのお城
● ライン川の城
Burg Rheinstein
Burg Reichenstein
マインツの少し下流からローレライの少し下流まで、ライン川の中流２０キロの流れを１時間半くらいかけて下った。 川の両側には１０個以上の城跡が見える。
ラインシュタイン城 − 旧関所。フリードリヒ・フォン・プロイセン王子が１８２３年に購入して現在の姿に改築した。
ライヘンシュタイン城 − １０１０年に築城。１２８３年までは盗賊騎士たちが住み、悪名が高かったそうである。現在はレストランと博物館になっている。
Burg Stahleck
Burg Gutenfels
シュタールエック城 − 現在はユースホステルになっている。
グーテンフェルス城 − １２７７年にプファルツ伯が街ごと購入したもので、現在はホテルになっている。
どの城も、１１〜１４世紀にかけての築城だというのだから、その古さに驚嘆する。
● ハイデルベルク
ハイデルベルクは、城と街と大学の町。
学生時代に習ったドイツ語の詩が思い出される。
Alt Heidelberg, du feine, 古都ハイデルベルグ、汝美わし
du Stadt an Ehren reich, 栄光に満ちたる街
am Necker und am Rheine, ネッカーの岸辺、ラインのほとり
kein andre kommt dir gleich. 誰が汝と比べ得ん
城館は戦乱にあい、燃える部分はすべてなくなり、土と石の部分だけが残されている。
廃墟のような城跡であるが、中世以来の遺物は美しい。
● 古城街道の城
古城街道沿いにも、その街道名にふさわしくいくつかの城が残されている。
ライン岸辺の城とは少し趣が異なるが、それでも中世の風情を残している。
残念ながら、城名や伝来については聞き漏らした。
● ローテンブルク
ローテンブルクは、中世の町がそのまま残っている町。
東西に２キロ、南北に１キロくらいの小さな町。
周囲はすべて城壁で囲われている。
大きな城館のようなものは見当たらないが、ところどころに城門や楼台がある。
外周の城壁の上を、昔の見張り兵になった気分で歩けるところがうれしい。
● ノイシュバインシュタイン
有名なお城ではある。しかしこれは「城」ではない。
ルードヴィヒ２世が、中世騎士物語に埋没し、自分が騎士たちとともに生活するために莫大な費用をかけて作った「お城」である。
たしかに、外観は美しい。背景の山野とともに、絵になっている。
２００８年７月３０日〜８月２日
