秋田波銭

秋田波銭
40.0g 43〜44mm 厚さ3.5mm

「丸に青海波」
「秋」
幕末秋田藩は、阿仁銅山など優秀な鉱山に恵まれていました。
文久2〜3年(1862〜63)、その銅山で、藩独自の銅銭・銀銭を何種類も発行しました。
上のコインは、その中で「秋田波銭」と呼ばれているものです。
阿仁銅山独特の紅銅色です。 銅9割に対して1割ほどの鉛が含まれている銅銭です。
まだやすり目が残っており、流通痕があまりありません。
表面のデザインは「青海波(せいがいは)」です。 寛永通宝4文銭と同じです。
裏面には無地の中に、「秋」の字一つだけあります。
シンプルなデザイン、ずしりとした重さ、鮮やかな紅銅色に、愛着を感じます。


2015.12.30