ロシアのワイヤー・マネー
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ロシアのワイヤー・マネー 0.3g 9〜11mm
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16〜17世紀前半、ロシアの代表的なコインは、小さくて薄い銀貨で、「ワイヤー・コイン(wire coin)」と呼ばれています。
名前の由来は、このコインの製造方法にあります。
まず、銀を溶かして太さ数ミリのワイヤを作ります。そして、それを一定の長さでカットし、平たく打ち延ばし、両面に刻印をつけてコインにしました。
もっとも、このコインはロシアでは、「魚のうろこ」(Cheshuiki - "чешуйки") と呼ばれているそうです。
表面には、刀を持って騎馬で疾走する王の像が描かれています。
裏面には、"ωСП/ОДАРЬВ/СЕЯРОУ/СИ・・" と刻まれています。 ロシア文字の原型の「キリル文字」です。 最後のРОУСИがルッシ(ロシア)を意味しています。 全体では、"Majesty of Entire Rus"(全ロシアの王)という意味です。
表も裏も、小さなキャンパスの中にきれいにデザインされています。
2011.2.20