古寛永通宝−「長門異永」

古寛永通宝−長門異永
3.9g 24.4mm

寛永通宝は、江戸時代に数百億枚発行された代表的な銭です。
時代と制作方法の違いから、古寛永通宝と新寛永通宝に大別されます。
古寛永通宝は、全国15箇所で発行されましたが、そのなかで長門で発行されたものは、柔らかそうな銅質、フリーハンドで書いたような背郭が特徴です。
その長門銭の代表格がこの「異永」と分類されているものです。独特の「永」の字から、誰も見間違えません。それほど多くあるものではありませんが、だからといって入手困難なわけではありません。
寛永通宝に興味を持った人たちが最初に手に入れたくなるのがこの「異永」ではないでしょうか。


2010.7.11