蛮族のコイン

蛮族のコイン
4世紀
2.7g 17mm

4世紀、ローマ帝国の周辺には、ゲルマン民族が住んでいました。
彼らは、ローマ人からは蛮族(バルバロイ)と呼ばれていました。
彼らは、ローマ帝国と争ったり、交易したり、文化を学んだりしていました。
彼らは、ローマ帝国のコインをまねたコインをつくりました。
ローマ皇帝の顔はデフォルメされ、独特の目つきになりました。 周囲のローマ文字は図案化されました。
発行されたのは、パンノニアのシスキアSiscia(現在のクロアチアのシーサクSisak)付近と推定されます。

紀元前にケルト民族がギリシャのコインをまねたのと、何か共通点があります。

2009.4.26