水に浮く銀貨 〜 ドイツのブラクテアート

ザルツウェデル公国のブラクテアート銀貨
12世紀
0.37g 15〜16mm
(裏面の画像は左右反転しています)

日本の1円玉が、水の表面張力のせいで水に浮くことは良く知られていますが、水に浮く銀貨も存在します。

中世の一時期、ドイツで発行されていた「ブラクテアート(Bracteate/Brakteat)」と呼ばれる薄い銀貨です。
小さくて薄い銀貨で、表の図柄の”凹凸”が、そのまま裏側の”凸凹”になっています。
12世紀初期のものは品質も良く、銘文や精密な図柄のものだったのですが、だんだん低品質化し、図柄もシンプルなものになってゆきました。
掲載の銀貨の図柄は両翼を広げた鷲です。

薄くて軽く、そして縁が反り返っているため、水面にそっと置くと沈みません。

2008.6.7  2014.3.1