コペルニクス

      
1975年西ドイツ発行
コペルニクス生誕500年記念5マルク銀貨

表面には地動説の図があり、太陽を中心に6個の惑星、水星(MERKVR),金星(VENVS),
地球(ERDE),火星(MARS),木星(JVPITER),土星(SATVRN)がかかれている。

コペルニクスは、「地動説」で有名なポーランドの天文学者です。
ところが、ドイツの人たちは、彼がポーランド人ではなく、ドイツ人だとしています。上のコインも西ドイツが発行したものです。
生れた場所はポーランドだが、血筋はドイツ人だ、というのがその理由らしいです。

また、彼が経済学者でもあったことはあまり知られていません。
1528年に発表した「貨幣論」で、品質の悪い貨幣を発行すると、品質のいいのが退蔵されインフレになる、との説を提唱しました。これは、グレシャムの法則に他ありませんが、グレシャムが提唱したのはこの数十年後の1560年のことです。

2008.4.4