貨 幣 石

『貨 幣 石』 ドイツTeisendof産  2.6g 24〜27mm 厚さ3.0mm

『貨幣石(かへいせき)』は、新生代第三紀(およそ6500万年前〜180万年前)に繁栄した大型の有孔虫です。世界各地に棲息していたらしく、大きいものだと10cmくらいあるそうです。
形状が貨幣に似ていることからこの名前がついています。 右のコインは、12世紀のイスラームのディーナール金貨ですが、なるほどよく似ています。

学名は、「ヌンムリテス(Nummulites)」です。
英語に「Numismatic(貨幣の)」、「Numismatist(貨幣学者)」などの単語があります。 日本人にはあまりなじみのない単語ですが、古代ギリシャ語の「ノミスマΝΟΜΙΣΜΑ(貨幣)」に由来する言葉です。貨幣石の学名もこのギリシャ語に由来しています。

2007.6.4