人気の出ない2000円札

未裁断の2000円札

(日本銀行旧小樽支店金融博物館にて)

  森内閣の2000年(平成12年)7月21日、沖縄でサミットが開かれました。
  2000円札が発行されたのは、その2日前です。 沖縄と源氏物語が主なデザインです。 この紙幣の発行を推進したのは、直前までの小渕内閣です。

  しかし、この2000円札、なかなか人気がでません。 最近では殆どお目にかかれません。
  発行高も2004年をピークに下降の一途です。 紙幣中のシェアは0.3%以下になっています。
  2003年度を最後に、現在では印刷もされていないそうです。
  「西暦2000年紀年・沖縄サミット記念・小渕(森)内閣人気増大祈念」の「トリプルきねん紙幣」だったのか、との悪口もちらほら。

  もっとも、沖縄県ではまだ元気に使われており、流通量は年々増加しているそうです。

(グラフは日銀の統計資料を利用しました(各年末現在)。占有率は枚数ベースではなく、金額ベース。)


2007.2.17 その後、都度グラフを更新