贋作馬蹄銀
贋作馬蹄銀
ネットオークションでは、思わぬコインが思わぬ安価で入手できることがあります。 しかし、贋作(にせもの)があることも確かです。
上の清朝末期の馬蹄銀、画像で見る限りはホンモノとみえ、思わぬ安価で入手できて喜んでいたのですが、贋作でした。
爪を立てると傷がつきます。 鋏で削ると簡単に削れ、中肉が出てきます。 中肉は「鉛」でした。 (右の画像の右下部に削り跡)
ホンモノはほぼ純銀で、とても鋏で削れるものではありません。
この種の品物が最近のネットオークションに氾濫しています。 ”中国の銀錠というものらしいです・・・”、”私はしろうとなのでよく分かりませんが・・・”、”祖父が満州から・・・”、などの宣伝文句には要注意です。 出品者は言葉に気をつけているようで、「本物の銀錠です」とは言っていません。
品物を選ぶ前に、間違いのない出品者・コイン店を選びましょう。 ご用心、ご用心です。
425g W68,D41,H45mm
2006.04.12