コインの中のコイン

  コインの中にコインがあります。

  近代のコインの中に、紀元前のコインがあるのです。

(1) 東 洋 編



 戦国の中・後期、紀元前4〜3世紀の三晋(韓魏趙)で発行された方足布。
 この頃、三晋の各地の都市で大きさ、形状、重さのそろった方足布が大量に発行されました。
 これもその一つで、貝丘(文貝?)と読めます。
 45×27mm 5.6g
 中華民国29年(1940年)、中華民国国民政府発行による10分白銅貨。
 描かれている孫文は1925年に亡くなっています。
 20.7mm 2.9g



(2) 西 洋 編



 古代アテネのテトラドラクマ(4ドラクマ)銀貨。
 紀元前449〜413年に製造されたものです。
 アテネの銀貨以外を使用してはならない、とギリシャ世界に布告した頃の銀貨です。 都市国家アテネの最盛期でした。
 表はアテネ女神、裏はフクロウ、オリーブの葉、三日月、右側の文字はAΘE(Athe=アテネの)。
 23.5mm 16.4g

 2002年、ギリシャが発行した1ユーロ。
 材質は、外周部と中央部に分かれ、さらに中央部は三層構造になっています(右図参照)。
 裏のデザインはユーロ加盟12カ国で共通ですが、表は各国独自のデザインです。 ギリシャが撰んだのはこのフクロウ銀貨でした。
 23.25mm 7.50g



2003.4.5